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(4)警報時間これは宇宙又は地上のいずれかで発生した誤動作の開始から機上ユーザがシステムの使用禁止を通知されるまでの合計時間であってILSのLLZでは10秒、GPでは6秒となっている。
4. FAAのWAASプログラム
WAASプログラムで手法、コンセプトの開発が1992年に始まり1998年にIOCとなる。その開発導入スケジュールは4フェーズから成りその概要は次の通りである。
フェーズ? テストベッド
1992年3WRSから開始し、1993年末には計8局となり、これらがFAATCのWMSと全て結合され、Southbury,ConnecticutのGESへ合成WAAS通報を作成、送信した。このGESではWAASの3機能が機上GPS受信機で使用出来るようにInmarsat ?衛星を経由してWAAS通報を放送する。更にTCA(Transport Canada Aviation)もこのWAASテスト活動に協力した。この結果を使用してRFP用のWAASスペックが作成され、その後1995年8月3日Wilcox Electric,Incに契約された。
フェーズ?機能確認システム(FVS)
WAAS導入契約者は2WMS、2GES、5WRS、及び静止衛星用トランスポンダから成るFVSを最初に引き渡す。このFVSの目的は導入、設置手順のテストと全運用WAASサイトでの実導入及び設置の前のWAASハードウェア及びソフトウェアの機能、運用性能の確認であり、FVSの導入は1997年と予定されている。
フェーズ?初期WAAS
FVSのテストと確認後、1998年になると初期WAAS(IWAAS)が導入される。IWAASの構成は2WS,24WRS,6GES及び3GEOで、IWAASとFVS局の配置を図3.3.1.1−3に示す。IWAASに
図3.3−1.1−3初期WAASネットワーク

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